けものと恐竜の化石(自然史博物館の展示案内 脊椎動物化石編)
 哺乳類型は虫類 
和 名リカエノプス 
学 名Lychaenops ornatus 

解説:
獣窩目に属する哺乳類型爬虫類のなかま。体つき全体は哺乳類的で、四肢は体を高く持ち上げ、すばやく動ける構造になっている。歯も分化しはじめ、犬歯が発達している。しかし、イノストランケビアや三畳紀のキノグナツスのグループにくらべると、まだかなり爬虫類的だった。たとえば後頭顆は1個(哺乳類は2個)、二次口蓋はまだなく、指の骨も退化しはじめているとはいえ、中指4個・薬指5個だった。
この写真の説明:
全身骨格復元模型;南アフリカ共和国;ペルム紀