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本の紹介「鳥の巣」

「鳥の巣」鈴木まもる文・絵、福音館書店「たくさんのふしぎ」2004年3月号(第229号)、667円+税


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【六車恭子・和田岳 20040815】
●「鳥の巣」鈴木まもる文・絵、福音館書店「たくさんのふしぎ」2004年3月号

 絵本作家であり鳥の巣コレクターとしても知られる著者がオブジェとして興味をもち、好奇心の赴くままにひたすら「鳥の巣」を描いた絵本。
 鳥の巣は鳥たちが卵を産み、ヒナを育てるための隠れ家。クモの糸を編んでつくるセッカ、葉っぱを縫い合わせるサイホウチョウ、風で巣が揺れないように小石を編み込むハチドリのなかま、ハタオリドリのように巨大マンションを樹上に築くもの、枯れ葉や木屑の塚の中に卵を埋めて発酵熱を利用するツカツクリのなかまなどなど。
 おもしろい巣を一度にいろいろ見ることが出来、楽しめる。

 お薦め度:★★  対象:鳥の巣に興味はあるけど、あまり知らない人

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