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本の紹介「里湖モク採り物語」

「里湖モク採り物語 50年前の水面下の世界」平塚純一・山室真澄・石飛裕著、生物研究社、2006年8月、ISBN4-915342-48-4、1700円+税


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【中条武司 20071016】
●「里湖モク採り物語」平塚純一・山室真澄・石飛裕著、生物研究社

 水草がつい50年ほど前まで、肥料として産業になるほど採集されていた事実なんてまったく知らなかった。そしてその産業は、現在盛んに言われる「循環型社会」を図らずも実現していたということも。聞き取り調査と市町村・組合の資料を読み解き、モク採りがいかに重要な産業で、それが湖の水質の浄化にも役立っていたことを示している。
 除草剤の影響と沈水植物の衰退と結びつけるのは、(事実だとしても)やや強引で短絡的な気がするが、それを差し引いても湖の文化・産業・民俗や沈水植物の新たな面を見つけられる。

 お薦め度:★★★  対象:湖好きの人

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