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本の紹介「野山の花をさがす12か月」

「野山の花をさがす12か月」いがりまさし著・すがわらけいこ絵、アリス館、2011年4月、ISBN978-4-7520-0545-2、1600円+税


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【西村寿雄 20111028】
●「野山の花をさがす12か月」いがりまさし著・すがわらけいこ絵、アリス館

 この本は,春から次の春までの一年間に見られる里山の野草をいくつもの組み写真で紹介している。春3月は,ヒメオドリコソウ,オオイヌノフグリ,コハコベにキュウリグサ,ジュウニヒトエにムラサキケマンにフキノトウのおまけつき,小さな里山里地の野草たちが精いっぱい春を楽しんでいる姿が映る。夏になると,カラスウリにメマツヨイグサなど夜の花も登場する。なん といっても気品があるのは6月に咲き出すササユリ,静かな里山の土手に大輪の花を付ける。ホタルブクロやウツボグサも里山の代表種だ。秋9月はヒガンバナ,田んぼの畦に並んだ赤い曼珠沙華が黄金色の稲穂と見事な調和を保つ。10月にもなるといくつもの野菊が野を彩る。
 日本の原風景,里山1年間の野草たちのささやきが感じられる草花カレンダーである。

 お薦め度:★★★  対象:野草好きのみなさん

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