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本の紹介「ミミズの話」

「ミミズの話 人類にとって重要な生きもの」エイミィ・ステュワート著、飛鳥新社、ISBN978-4-86410-030-4、2010年8月、1700円+税


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【村山涼二 20101212】
●「ミミズの話」エイミィ・ステュワート著、飛鳥新社

 著者は、ミミズコンポストでミミズ糞を回収し、園芸に使用しながら、ミミズに関する疑問を専門家への質問で解決している。ダーウインはミミズが肥沃な表層土を形成していると述べた。二等辺三角形の紙を先端から穴に引き込むことから、ミミズの知能を証明しようとした。ミミズの祖先は、5億年前に存在し、数度の生物大量絶滅にも生き残ってきた。ニュージーランド、オーストラリア、カリフォルニアに同種のミミズの存在で、大陸移動の生き証人となっている。ミミズは皮膚呼吸する。雌雄同体で、2匹が性交し、卵包を作り、卵包の中で受精、数週間後に孵化、ミミズとなる。ナイル川、インダス川、ユーフラテス川で文明の発展に、ミミズが土地を肥沃にし貢献したと言われている。ニュージーランドの牧草地にミミズを接種し、牧草が増え、羊毛の収量が増えた。ミミズは棚田の畦にトンネルを掘り水を逃がす。森林に外来種のミミズが入り、粗腐植層を食べ尽くし、小型植物が育たなくなり、森の生態系を壊す。土壌中のPCBを好気性細菌で分解するする際ミミズが土中の通気性を高め分解を促進する。メタンの生成を抑える。題名通りミミズは人類にとって重要な生き物であり、益・害を理解して利用する必要がある。

 お薦め度:★★★  対象:ミミズとなかよくしたい人

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