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本の紹介「魔女の薬草箱」

「魔女の薬草箱」西村佑子著、山と渓谷社、2006年4月、ISBN4-635-81008-9、1500円+税


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【高田みちよ 20070810】
●「魔女の薬草箱」西村佑子著、山と渓谷社

 読み始めてすぐに驚きが。魔女はホウキに乗って飛ぶものと思っていたのに、魔法がかかっているのはホウキではなく、全身に塗る軟膏が重要らしい。ホウキに乗る前に入念に軟膏を塗る必要があり、軟膏を塗れば魔女でなくても飛べるらしい。つまりは軟膏を作るところが魔女の技術。で、魔女の軟膏の材料が載っている。つまりは麻薬のようなもので、塗ることにより飛ぶような幻覚を見るということらしい。材料の薬草について、一種ずつ解説がある。飛ぶ軟膏だけでなく、魔女が使ったという記録のある薬草が詳しく解説されている。ドイツにおける魔女狩りや魔女に対する認識や記録などが絵や写真でわかりやすく解説されている。

 お薦め度:★★★  対象:魔法好き、薬草好きの方

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