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本の紹介「湿地に生きるハッチョウトンボ」

「虫から環境を考える 1 湿地に生きるハッチョウトンボ」水上みさき写真・文、偕成社、2005年3月、ISBN4-03-527830-0、2000円+税


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【西村寿雄 20050514】
●「湿地に生きるハッチョウトンボ」水上みさき写真・文、偕成社

 〈ハッチョウトンボ〉は体長がうんと小さくて2cmにもみたないトンボだ。あまり見かけないが、意外と各地の湿地に生息しているらしい。著者の水上みさきさんは、このかわいいトンボに魅せられて、長年カメラで追い求めてきた。羽化の連続写真など、小さな命の脈動を感じさせられる。
 この貴重なハッチョウトンボの限られた棲息環境に著者は危惧を抱く。〈ハッチョウトンボのすむ公園〉作りの紹介もある。小さな命を大切にする運動は、いつしか子どもたちの心の支えになっていくにちがいない。
 著者は海野和男さんに師事し写真の腕を上げている。飛翔中の写真など、なかなか良いチャンスをとらえている。

 お薦め度:★★★  対象:小学校高学年から

【西村寿雄 20050410】
●「湿地に生きるハッチョウトンボ」水上みさき写真・文、偕成社

 〈ハッチョウトンボ〉は体長がうんと小さくて2cmにもみたないトンボだ。あまり見かけないが、意外と各地の湿地に生息しているらしい。著者の水上みさきさんは、このかわいいトンボに魅せられて、長年カメラで追い求めてきた。羽化の連続写真など、小さな命の脈動を感じさせられる。
 〈ハッチョウトンボのすむ公園作り〉を支援している自治体もある。小さな命を大切にする運動は、いつしか子どもたちの心の支えになっていくにちがいない。
 著者は海野和男さんに師事し写真の腕を上げている。出てくる写真は飛翔中の写真など難しいチャンスをとらえている。

 お薦め度:★★★  対象:小学生5,6年以上

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