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本の紹介「宮本常一 「忘れられた日本人」を訪ねて」

「宮本常一 「忘れられた日本人」を訪ねて」平凡社 別冊太陽日本のこころ148、2007年7月、ISBN4-582-92148-5、2200円+税


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【六車恭子 20071019】
●「宮本常一 「忘れられた日本人」を訪ねて」平凡社 別冊太陽日本のこころ148

 屋久島の林の研究と保護活動の成果を、多くの関係者が分担執筆した本。屋久スギ、ヤクタネゴヨウ、そして照葉樹林とマングローブ。屋久島の代表的な林が一通り登場する。屋久島の林の過去と現状がよくわかる一冊。著者の多くは研究者で、研究内容を屋久島の林の保全につなげようというスタンスが強く打ち出されている。
 残念ながら、分担執筆だけあって、同じ内容が別の章で何度も繰り返される。著者によっては、軽く書いているのが見え見え。あくまでも屋久島の林の概要を知ることができるにとどまると思った方がいいだろう。

 お薦め度:★★  対象:屋久島の林に少し興味のある人、一度行ってみたいな〜と思っている人

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