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本の紹介「菌の絵本 かび・きのこ」

「菌の絵本 かび・きのこ」白水貴監修・山福朱実絵、農山漁村文化協会、2018年4月、ISBN978-4-540-17175-8、2500円+税


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【ケンタロウ 20180817】【公開用】
●「菌の絵本 かび・きのこ」白水貴監修・山福朱実絵、農山漁村文化協会

 菌の絵本かび・きのこは、真菌と細菌についてくわしく書いています。真菌と細菌はどうわかれているかや、昆虫や植物にきせいしたり、植物ときょうせいしたりといろいろと真菌や細菌について書いてありました。でも子どもがよむ絵本にすると、ながくてむずかしく、ぼくもよむのがたいへんでした。だから、ぼくは子どもにあまりおすすめしません。でも、かびやきのこのことをしりたい人には、ちょうどいいかなとおもいます。

 お薦め度:★★★  対象:かび・きのこのことをしりたいおとなむけ


【犬伏エルリッヒ麻美子 20180816】
●「菌の絵本 かび・きのこ」白水貴監修・山福朱実絵、農山漁村文化協会

 この絵本では、微生物の中のふたつの「菌」のなかま、真菌(カビ、キノコ、酵母)と細菌(バクテリア)が紹介されていますが、なかでもカビやキノコなどの私たちの身近な真菌をとりあげています。そして、身近な菌の観察の仕方や、身近なもので抗菌実験の仕方もわかりやすく載せています。また、菌の進化や暮らしぶり、また人間との関わりを版画や写真を用いてわかりやすく描いています。

 お薦め度:★★★  対象:菌をはじめとする微生物に興味をもっている人たちに

【冨永則子 20180815】
●「菌の絵本 かび・きのこ」白水貴監修・山福朱実絵、農山漁村文化協会

 私たちの世界には目に見えない小さい生き物たち=微生物がいっぱい暮らしている。菌も微生物の仲間で、真菌と細菌がいる。カビやキノコは真菌になる。真菌であるキノコは落ち葉や倒木、動物の死体を分解するだけでなく、生きた昆虫や植物に「寄生」して相手の養分を奪い、「共生」してお互いに利益になるような関係をもって生きている。見えない微生物の存在を感じ、その姿形や生き様に思いを巡らせることができれば世界は何倍も面白くなるはず……って。なんだか決まり文句すぎ! この本は、菌=真菌の世界の入門編なんだろうが、内容は専門的に思える。総ルビとはいえ読者対象は高学年から中学生以上か? そうなると『絵本』という体裁はどうなんだろ?

 お薦め度:★★  対象:キノコは植物だと思っている人に


【和田岳 20180817】
●「菌の絵本 かび・きのこ」白水貴監修・山福朱実絵、農山漁村文化協会

 真菌や細菌といった“菌”を紹介すると同時に、身近なあやゆる場所にさまざまな微生物がいること。古細菌、細菌、真核生物という3つのドメイン。真菌と細菌とウイルスの違い。といった生物学の基本の紹介から始まる。そして、分解者としての菌、寄生者としての菌、共生者としての菌が紹介され、最後に人との関わりを軽く紹介。
 最後の方で珍菌もチラッと紹介されてはいるものの、生物分類の基礎知識でページをとった分、菌類の面白さの紹介にさけるページが少し足らなかったような印象が残った。あとイラストの大部分が版画になっているのだけど、ゴチャゴチャして判りにくいページもあるように思う。

 お薦め度:★★★  対象:菌類と細菌の区別がつかない人に


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