友の会読書サークルBooks

本の紹介「カラスバトル」

「カラスバトル」矢崎葉子著、太田出版、2002年5月、ISBN4-87233-657-7、1480円+税


【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
 もし紹介文についてご意見などありましたら、運営責任者の一人である和田(wadat@omnh.jp)までご連絡下さい。

[トップページ][本の紹介][会合の記録]


【松下宏幸 20060414】
●「カラスバトル」矢崎葉子著、太田出版

 著者の矢崎氏は一ジャーナリスト。つまり、この手の本はたいがいがナチュラリストが著者の事が多いのに、この本は、いわゆる「一般人」の目で、カラスと人間の関係を書いている、という点で興味深い。彼女自身のカラス体験をもとに、カラスなんか大嫌いといいながらも果敢にアタックしていく様子が面白かった。
 しかもちゃんとカラスの視点での見方も書かれていて、このテの本に多い、一方的にカラスをやっつけろ、みたいでない点が嬉しい。
 取材もきっちりされていて、ナチュラリスト系の人が読んでも十分に楽しめる。

 お薦め度:  対象:

[トップページ][本の紹介][会合の記録]