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本の紹介「いのちの起源への旅 137億年」
「いのちの起源への旅 137億年」前田利夫著、新日本出版社、2011年1月、ISBN978-4-406-05423-2、1400円+税
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【西村寿雄 20120626】
●「いのちの起源への旅 137億年」前田利夫著、新日本出版社
「自分の祖先をたどっていくとどこまでたどれるのだろうか」そんな疑問を持った人にはうってつけの読み物である。今の「私」から、祖先の旅が始まる。60兆もの細胞を持つヒトは10万年前にアフリカで誕生した祖先から、そのまた祖先は250万年前にいた原人から。もっとたどると700万年前の猿人にたどりつく。さらに、命の旅は続く。霊長類出現から多細胞生物、そのまた先の地球の誕生にまで。さらに〈生命の起源〉へと話は続く。生命は地球で誕生した側面もあるがもとをたどればその生みの親は宇宙空間の星にある。太陽系の誕生からビッグバン宇宙にまで話はさかのぼる。まさに137億年の命の旅である。
文章は読みやすく手頃な読書量で命の根源にたどりつける。
お薦め度：★★★★ 対象：地球・人類史に関心のある高校生以上
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