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本の紹介「どうぶつえんガイド」

「どうぶつえんガイド よんでたのしい!いってたのしい!」あべ弘士著、福音館書店、1995年4月、ISBN4-8340-1288-3、1600円+税


【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
 もし紹介文についてご意見などありましたら、運営責任者の一人である和田(wadat@omnh.jp)までご連絡下さい。

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【西川裕子 20050629】【公開用】
●「どうぶつえんガイド」あべ弘士著、福音館書店

 見開き1ページに動物の絵が、どん! それも動物園で実際に見たことがある生き物ばかり。そして、ジョークの効いた、その動物の小ネタ。飼育係だった著者による動物マメ知識は、トリビア要素盛りだくさん。動物を観察するポイントもわかって動物園がより楽しくなります。こう考えると、決して巧いとは言えない動物の絵も味が出てくる・・・かもしれません。

 お薦め度:★★★  対象:動物園トリビアしたい人向け

【田中久美子 20050421】
●「どうぶつえんガイド」あべ弘士著、福音館書店

 うーんどこかで見た表紙。本棚にありました。かがくのとも1991年4月号。娘が幼稚園で定期購読第1号がこの本でした!
 あべさんは旭川市の動物園の飼育係さん。だから動物の日常生活をシンプルにユーモラスに紹介してくれてます。絵もけっしてうまいとは言えませんが、なんだかほんわかいいムード。幼稚園くらいのお子さんと読んで、楽しんで、動物園へ行ったら、又、動物を見る目が変わるかも。

 お薦め度:★★  対象:小さいお子さんとごいっしょに

【六車恭子 20050628】
●「どうぶつえんガイド」あべ弘士著、福音館書店

 ここは絵本動物園、ページをめくっていくという順路はあるが、それは無視してよろしい。偶然開いたページの部屋で遊びましょう。飽きると今度は何処にしましょうか。動物たちが普段着であなたを迎えてくれそうです。
 長年動物園で飼育係をして来た著者に動物が語ってくれた物語をイラストで紹介してくれます。お気に入りの動物を見つけたら今度はお弁当を持って動物園に行ってみましょう。そこは生き物たちの臭いと重量感が感じ取れる楽園に違いありません。最後のページはユーモアたっぷり。動物園は動物に会いに行くところですが、また動物に見られるところでもあるようですね。

 お薦め度:★★★  対象:読んであげるなら幼児から

【和田岳 20050419】
●「どうぶつえんガイド」あべ弘士著、福音館書店

 ラクダ、ゾウ、キリンからはじまって、ペリカン、コウモリ、ワニ、ウサギ、ラッコ、ペンギン。さらに、勝手に動物園に入ってくるカラスやスズメ、最後にはヒトまで。普通の動物園で見られるたいていの動物が紹介されています。
 見開き2ページで1種類。大きな絵に、その動物の見所を書いた短めの文。あとは、小さな絵と文で、マンガのようにそのテーマが展開されます。
 ギャグもまじえてあって、読んでいるだけでも楽しいけど、動物園に行くときに持っていくと、楽しさ倍増!

 お薦め度:★★★  対象:動物園に行ってみたい人、行ったことのある人

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