液浸収蔵庫


ヨコワマグロの名で
流通するコシナガ

液浸収蔵庫では魚や爬虫類などの脊椎動物、甲殻類などの無脊椎動物といった動物分野の標本が保管されています。これらは普通、ホルマリンで固定した後70%アルコールに漬けた「液浸標本」として保管されています。

博物館の標本の中でも特に重要なのが「模式標本」(タイプ標本ともいう)、新種記載の根拠となるものです。普通の標本とは別に管理され、当館では赤いラベルを付けて区別しています。
大きな生き物を標本にする場合、写真ような大きなポリ容器で保管されるものもあります。もっと大きな標本は1トンはいる水槽の中でホルマリン中で保管されるもの(サメの仲間など)もあります。
横に見える棒は標本の転落防止。
中に入れるものによっても瓶の形や大きさも様々です。マヨネーズ用の瓶として業務用に作られる「マヨネーズ瓶」も使われています。
写真はウミシダのコレクション。

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